(江戸川区)南東部中、古川親水公園バス停から瑞江駅まで その5/5
2023年6月27日(火)曇、数度雨粒が落ちてきた
都心最高気温29.6℃で湿度が高くむし暑かったが、太陽がいないのはなによりだ
その1/5は、江戸川6・二之江神社の力石2個、同・蓮華寺、同・行徳道標、江戸川5・長屋門を訪れ散策した(2023年7月22日登載)
その2/5は、江戸川4・真福寺、同・あみ弁、江戸川3・誠心寺の庚申塔群を訪れ散策した(2023年7月29日登載)
その3/5は、江戸川3・香取神社の富士塚と力石群、同・浄興寺の石仏を訪れ散策した(2023年8月12日登載)
その4/5は、東瑞江2・安養寺、同・どうろくじん道祖神、同・第6分団火の見やぐら、同・地蔵堂の庚申塔群を訪れ散策した(2023年8月26日登載)
東瑞江2の地蔵堂前の篠崎街道をさらに北東へ500m行く。右側のJA東京スマイル鎌田支店手前の歩道脇に緑色の細長い鉄骨造覆屋があり、柱状型の道標が納まる。


江戸川1丁目路傍の成田山不動明王石造道標。中央あたりで折損補修したようだ。刻字は正面に大きく「成田山不動明王」、右側面「是☐り左江戸道」、左側面「文政九戌年(1826)十二月吉辰」。台石の正面も「右行徳/左市川」と、比較的近場の道標である。右側面「下鎌田村/須賀七郎左衛門/人名・・・」、左側面「下鎌田村/細☐茂三郎/人名・・・」。区HPによると総高163cmと大きいです。
少し戻り右折、北西方向の200mほどに東部公園がある。少し西寄りに東瑞江1・不動堂前の石造物がある。


平屋建物が不動堂。右手前の覆屋には、長い袖の衣を着け合掌する石仏立像があった。その左、基壇上に石造物が3基並んでいる。左と右は、激しく風化している。 中は馬頭観音塔。刻字が中央に「種子・馬頭観世音・・・」、右側「安永☐年・・・」、左側「九月朔日」。右側面にも刻字があるが読めない。
左隣が豊田神社の玉垣となる。左端、境内南西角に石造鳥居がある。

東瑞江2丁目にある豊田神社。左の道路は瑞江駅西通り。


参道を進むと一対の狛犬。


社殿前にも狛犬が一対。これらは狛犬ではなく、すべて獅子です。


南面する拝殿、奥に一段高い基壇上の本殿。参拝。
社殿の左に下鎌田の富士塚がある。

区説明板があり、「この下鎌田の富士塚は、大正5年・・・下鎌田割菱八行講の人々によって築造・・・。高さ約3mで、全山ボク石(熔岩)で覆われ、正面には「く」の字形の登山道が・・・。」とある。区HPではさらに、「平成15年に境内の整備にともなって、同じ境内の現在地に移築しました」ともありました。
富士塚の正面(南側)。


(左)「く」の字状の登拝道の先および左右に石祠がある。 この富士塚も江戸川3・香取神社と同様に、合目石はないようだ。
(右)中央の石祠、内には御幣。手前に右の小さい石祠へ行く道がある。右側に大きい石碑、中央銘文「冨士登山七十五度大願成就」がある。


(左)左側の石碑、銘文は上に「(右横書き)御大典記念」。中の中央「講印・淺間大神」、右「昭和三年(1928)十一月」、左「八行講」。下は名前が2段で羅列、下段左端には「石工 遠田☐五郎」(画像が荒いので誤読しているかも)。 手前に置いてある、俵に乗ったネズミ像はなんでしょうね?
(右)その左下に上部欠損した細長い自然石石碑「□拾貮間 大正十一年(1922)十一月遷宮祭之時/東京築地/寄附者 ・・・」。☐は「貮」のようです。もし、長さ22間だとすると、約40mなので参道敷石の供養塔でしょうか?
右へ行き、左回りに一巡する。
塚の南東側。


(左)こちら側にも、右の小さい石祠へ向かう脇登拝道がある。
(右)左画像左端の大きい石碑下に力石がある、切付は「さし石」(「し」字にはキズらしき線がある。前後から読んだけど、無理かな)。



(左)参道右の「講印・八行講」石碑、右側に「下鎌田」、左側「氏子中/大正十三年(1924)/十月築山」。「大正13年10月築山」とあるのは、大正12年の関東大震災で壊れたが補修したということでしょうか?
(中)隠れているが、右上に「小御嶽大神」石碑がある。
(右)その奥、小石祠右下に頭部が見える、楕円形石碑「烏帽子岩/□祖食行身」。
塚の北西側。


(左)平らなモルタル塗り部分は、区説明板に云う「塚の背面は大沢崩れを模した・・・」所でしょう。実際の大沢崩れは西面にあり、山腹が深くV字状にえぐられている。秀麗なる富士山の大きな傷で、日々崩落し先端は山頂近くまで進んでいます。
(右)その左に小型石碑「冨士淺間神社」。左上の丸い石は力石に見えるが、切付はないようだ。
塚の西側。

石碑などはないが、裾に力石が4個あった。左から順に見ていく。


(左)円形、下半部が埋設。切付「(右横書き)奉納 三十」。
(右)切付「(右横書き)奉納 六拾☐」。ここでは最も重い。


(左)楕円形です。切付「奉☐ 五拾五貫目余」、珍しく左から「奉」です。
(右)頂部が白い。浅い切付で、「三拾九貫余」。右下にも切付があるが読めない。

手水鉢にネコがいた。白黒のハチワレというのでしょうか?寝ていたのでこっそり撮ろうとしたが気付かれてしまった。私を警戒したが、逃げはしなかったので失礼して1枚。
鳥居を出て右折、瑞江駅西通りを北西へ400m行く。左角に「今井自動車教習所」広告塔がある信号付十字路を右折すると、すぐ左側が瑞江駅南口広場である。

地下鉄都営新宿線・瑞江駅。
歩数計は、14,750歩と、かなり少なめだった(自宅発着)
散策時間は、約5時間5分(古川親水公園バス停から瑞江駅まで)